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即効性・元気が出るCD

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いつかこのタイトルでアルバム紹介をしようと思いながら時機を逸していたが、最近様々な面で絶不調。いよいよ特効薬的CDを休日の目覚めに一発かけて、自然にみなぎる力に任せ、全てを忘れて飛び起き、頭も体も活性化させる時なのかも。ただしこの効能は超個人的なものなので万人に効くわけではありません。悪しからず。

ということで、僕の新旧2代の即効性・元気が出るCDを紹介しよう。まずは、懐かしさから十数年前に購入したときからずいぶんお世話になったCD。ジョン・ウイリアムズ指揮、ボストン・ポップスの「ポップス・イン・スペイス」だ。

ポップス・イン・スペイス / ジョン・ウイリアムズ指揮、ボストン・ポップス
ポップス・イン・スペイス / ジョン・ウイリアムズ指揮、ボストン・ポップス


例えば、風邪をひいて2,3日臥せっていたとしよう。熱も下がって、そろそろ活動を再開しなければ、という朝、PLAYボタンをポンと押すのである。

ホルンのファンファーレと押さえたティンパニのトレモロ。徐々に厚みを増す金管楽器。盛り上がりためにためて、一転、この曲の基調となるテンポと躍動的なリズムが音を抑えて低音部から始まり、どんどん拡張していく。ご存知、「スーパーマン」の主題曲(マーチ)のオープニングだ。

  Link:  John Williams conducts Superman/Boston Pops 

このアルバムは、LP盤を学生時代に友人の部屋で何度も聞いた。当時これは話題のアルバムだったのだ。なぜならスーパーマンやスターウォーズの作曲者ジョン・ウイリアムズが名門ボストン・ポップス(ボストン交響楽団のオフシーズン時の名称)の常任指揮者に就任直後に出した、最初の自作・自演アルバムだったからである。さらにフィリップスのデジタル録音第1号として、そのダイナミックレンジの広さや歪の少なさも話題になっていた。ちょうど「スターウォーズ 帝国の逆襲」の公開とも合わせていて、スーパーマン、スターウォーズ、未知との遭遇のテーマ曲と挿入曲全8曲が、それぞれ組曲風に構成されている。

何よりも1曲目に「スーパーマン」が入っているところがミソだ。この曲のテンポとどんどん盛り上がる躍動感。マーチになっているので遅滞なく前に進むイメージは、すぐに飛び出して活動を開始するにはピッタリである。さらにこの曲は、学生時代の僕たちのオケのテーマ曲的存在でもあった。恐らくこのアルバムからであろうが、当時学生指揮をしていた先輩のOさんが、自ら起こした総譜を基にパート譜を作成し、学内演奏会を皮切りに何度か演奏した。演奏する方も無条件で盛り上がる、爽快な曲だった。

これが6曲目に入っている「スターウォーズのテーマ」だとそうはいかない。似たようなものじゃないかって?いや、違うんですね、これが。まず、少し遅い。それと変拍子。左・右がいつの間にか右・左になっていて、途中スキップをしなければならない。(まあ、スキップも楽しいですけど...)さらに主題が変わるタイミングが何度かあって、曲の流れが停滞する。しかも演奏がことのほか難しそうで心安らげない...!やっぱり、「スーパーマン」やね。うんうん。

ところで3年前に、ついにその地位を脅かすアルバムが現れた。全く毛色は違うが、同じように鬱々した朝、PLAYボタンをポンと押すと無条件で元気がムクムクと出てくるアルバム。パヒュームの「GAME」だ。

GAME / Perfume
GAME / Perfume


このアルバムの冒頭に入っている「ポリリズム」。どこで聴いたのか忘れたが(恐らくテレビ?)この曲を初めて耳にしたとき、そのあまりのカッコよさに驚いた。これはいったい誰だ。パヒューム?それはわかってます。知りたいのはサウンドクリエーターのことである。しばらくして知った“中田ヤスタカ”は早速、僕の無形のチェックリストにインプットされた。

    Link:  "ポリリズム"/Perfume

まだ、アルバムには収録されていなかった曲で、その後、この「GAME」は待ちに待って手に入れた。ついでにDVDも。持ち帰り家で流していると、まだ高校生だった息子たちが、チロッとこちらを見る。「いいやろ、これ。」「ん?まあね。」と興味なさそう。そうか、このよさを理解するにはまだまだ青いのだな...それにしても、なんともカッコいい音楽だ。浮き立つような高揚を感じる。計算され尽くし、楽しんでつくられている。

その後、仕事場でパヒュームの話を持ち出したところ、周りがちょっと騒然として「今度カラオケで聞かせてください」と来た。こんなのどうやって歌うんだ?ボーカライザーかなんかで、声を加工すればいけるかな、などと考えながら、この話題は危険だ。職場には持ち込まないようにしよう、と密かに思ったものだ。

去年の年末、NHKでパヒュームの東京ドーム公演を追ったドキュメンタリーを見た。ビッグになったものだ。この「GAME」を購入した年の年末、紅白歌合戦にも出場して、以後確実にその地位を高めてきた。でも、当時と変わらない広島弁丸出しの3人を見ていると、この人たちは「Perfume」という存在を作り上げるスタッフの一人なのだ、と思ってしまう。彼女たちに限って、「ソロでがんばります」なんて無いんだろうな。音楽を生み出す中田氏はもちろん、振り付け、イベント企画、宣伝も含め、みんな一体となって、「Perfume」の世界を築き上げている。素晴らしいことだ。

さて、2枚の即効性・元気が出るCDを紹介したが、もう一枚欲しいところだ。条件は、CDの冒頭から元気が出ること。何曲目ってのは、だめ。そして、無条件で一発で!ということ。でもこればかりは、超個人的な感覚なので、なかなか難しいだろうな。当面はこの2枚を特効薬として、また荒波に揉まれるとしよう。



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